仕事の効率アップ

時間がない社会人が勉強時間を確保するためにまずやるべき2つのこと

「一人で静かに集中して勉強する時間が欲しい!」

社会人になると、こんな小さな願いでさえ、なかなか叶いませんよね。

日中必死に働いて、疲労困憊でようやく帰宅したと思ったら、家事を全て自分でこなさなければならないです。更にお子さんがいるご家庭では、子どもたちが寝静まってから家事が始まるというケースも往々にしてあります。

「社会人は勉強時間を確保できない!」

普通にやっていたら、ある意味正しいかもしれません。仕事に家事に子育てに……そりゃあ、時間が無いのは仕方がないと諦めたくもなりますよね。

でも実は、考え方を少し変えるだけで勉強する時間を確保できます。

結論

先に結論を書いておこうと思います。

社会人が勉強時間を確保するためにやるべきこと

  • ながら学習を取り入れる
  • すきま時間学習を取り入れる
  • (おまけ)短時間仮眠を取り入れる

24時間の行動を分析してみる


まず、24時間の行動を分析してみましょう。

睡眠時間

睡眠時間の平均は、約7時間40分だそうです。

■平均睡眠時間
7時間40分
出典:平成28年社会生活基本調査(総務省統計局)

通勤時間

通勤時間の平均は、約1時間20分だそうです。

■平均通勤時間
1時間20分
出典:平成28年社会生活基本調査(総務省統計局)

会社拘束時間

会社に拘束される時間は、労働時間と休憩時間でしょうか。
労働時間の平均は、約8時間40分だそうです。

休憩時間は、1時間です。

■休憩時間
1時間(労働時間が8時間を超える場合には、1時間の休憩が必要)
出典:労働基準法第34条

家事の時間

家事の時間の平均は、約3時間40分だそうです。(以下の計算による)

■家事関連時間
男:0.44時間 女:3.28時間
出典:平成28年社会生活基本調査(総務省統計局)

※計算:3.28+0.44=3.72時間≒3時間43分

食事時間

食事時間の平均は、約1時間だそうです。(以下の計算による)

■食事の時間
1.4時間
出典:平成28年社会生活基本調査(総務省統計局)

※計算:3食で1.4時間だとして、1食は就業時間中にとるので、2食分で56分

合計すると・・・


合計すると、23時間20分です。

我々に残された時間は僅か40分なのですが……この他にも色々行いますよね。移動、買い物、風呂、トイレ、息抜き……。現代日本人の生活の仕方から考えると、24時間じゃ足りないです。

時間を増やすことは出来ませんから、考え方を変える必要があります。以降、勉強時間の確保に関して書いていきます。

勉強時間を確保するために

ポイントは、並行処理と変換

勉強時間を確保するためのポイントは、並行処理と変換です。

別の作業にあてている時間があったとして、それと並行して勉強できれば時間を捻出できますよね。あるいは、別の作業そのものを勉強する時間に変換してしまえば時間を捻出できそうです。

並行処理=ながら学習

■並行処理の具体例:「ながら学習」

  • 食器を洗いながら勉強する
  • 食事を作りながら勉強する
  • 通勤しながら勉強する

食器を洗いながら、食事を作りながらどうやって勉強しましょうか。ペンや本を持ちながら出来る作業じゃありませんしね。

日本人は書く学習に頼りがちですが、音声を活用しましょう

ここで登場するのが、音声を活用した学習です。自分で吹き込んだ音声でも良いですし、Youtubeでも良いと思います。とにかく、聞きながら学習するのです。

これができると、家事の時間と平行して勉強することができます。

「家事の時間」=「学習する時間(聞きながら学習して家事をこなす)」

変換=すきま時間学習

■変換の具体例:「すきま時間学習」

  • 昼休憩時間に学習する
  • 移動時間に学習する
  • 待ち時間に学習する

すきま時間に学習すべきというのは分かったけれど、すきま時間にどうやって勉強しましょうか?参考書を持ち歩くのは結構な手間ですもんね。そこでスマートフォンを活用しましょう。

スマートフォンを活用しましょう

インターネットを使って学習しても良いでしょうし、参考書をドキュメントスキャナで取り込んでも良いでしょう。短時間でアクセスできるように、参考にしているホームページやアプリを開きっぱなしにしておくのが良いと思います。

すきま時間は結構あると思います。例えば、休憩時間を全て休憩に費やさずに少しだけ勉強に時間を当てても良いと思います。電車での移動時間に勉強しても良いですし、車移動でも音声学習を併用すれば勉強時間に早変わりします。

僅かな「すきま時間」も逃さないよう工夫することが大切

勉強時間を確保しようと思ったら、僅かなすきま時間も逃さないよう工夫が大切です。あとは、やる気次第

余談:昼休憩中に昼寝をすると学習効率が良くなるかも

以下の記事で書きましたが、最近グローバル大企業で昼寝が見直されています。

30分の昼寝で業務効率アップできる理由「昼寝=サボり」と捉えられていた時代がありましたが、最近は「昼寝=効率アップの有効な手段」と認識が改まりつつあります。そんな昼寝について、必要性や取り方、効果などについて書いてみます。...

昼寝をすることで、脳のコンディションが良くなることから、学習効率も上がるんじゃないかと思います。もしも、すきま時間に勉強しても記憶に定着しないという場合には、ちょっと試してみても良いかもしれませんね。

まとめ

時間がない社会人が勉強時間を確保するためにまずやるべき2つのことについて書いてきました。

勉強時間の確保は非常に大変ですが、将来思い描く自分の姿に近づくために頑張っていきましょう!