テレビにかかる電気代は？実測結果から分かりやすく説明します

こんにちは、tauです。

インターネットが繋がり、スマホなどでいつでも気軽に情報収集できる現代ですが、今でもテレビはかかせませんよね。

そんなテレビについてですが、実際にかかっている電気代を把握していますか？
意外と何も気にせずに利用している方は多いのではないでしょうか。

今回、ワットチェッカーを使って電気代を調べてみたので、分かりやすく解説していきたいと思います。

テレビにかかる電気代

テレビにかかる電気代はどうなっているの？

テレビにかかる電気代を把握する上で、テレビで消費される電力について少しだけ理解する必要があります。

小難しい話は嫌ですよね。
でも電気代は、”消費電力×電気料金単価“で決まります。
ですから、消費電力の把握は当然必要！
ご理解ください。

では、消費電力についてみていきます。

まず、テレビを視聴している間、当然ながら電気を消費しています。
これを使用中の消費電力（①）と呼ぶことにしますね。

それから、実はテレビは電源をOFFにしている状態でも電力を消費しています。
そう、電源がOFFになっている状況でも、テレビの仕事は終わりません。
番組表をダウンロードしたり、リモコン操作を待っているのです。
そういった影の仕事をしている間にも、多少電力を消費します。
これを待機中の消費電力（②）と呼ぶことにします。

つまり、テレビで消費される電力は以下のように求められます。
使用中の消費電力（①）＋待機中の消費電力（②）

ということで、電気代算出のため、これら消費電力の値が必要です。
では、実際に消費電力を調べていきたいと思います。

使用中の消費電力と待機中の消費電力

我が家のテレビで実際に調べてみました。
ソニー製の55インチの液晶テレビで、2010年製造のモデルです。
（最新のテレビではなくて、申し訳ありません）

調査期間は24時間。（22時から翌日の22時まで）
そして、調べた結果をグラフにまとめました。
縦軸が１分ごとの消費電力量で、横軸が時間です。

このグラフから、以下のことが分かりました。

(1)の待機中の消費電力について。
少々古いテレビでしたが、待機中は電力をほとんど消費しませんでした。
ずいぶん昔から、しっかりエコに配慮されていたんですね。

それから、(2)の待機中の消費電力について。
テレビの電源をOFFした後、消費電力がやや高い状態が5~10分程続きました。
それも、電源をOFFするたびに必ず毎回です。
何の処理を行っているのでしょうか。
申し訳ありませんが、ちょっと分かりません。

最後に、(3)の使用中の消費電力です。
5時間50分で324.9Whの消費でした。
1時間当たり約60whを消費する計算になりますね。

テレビの電気代は？

電気代についてですが、『日本のエネルギー2018「エネルギーの今を知る10の質問」_環境省』を参考に試算します。

2017年の記録で、家庭用の電気料金平均単価は23.7円/kWhとのことです。

1日当たりの電気代は？

まずは待機中の消費電力から。
こちらは、(1)と(2)の合計値から計算します。
(1)+(2)=0.1Wh+11.5Wh=11.6Wh
11.6Wh÷1000×23.7円/kWh=0.28円
ということで、1日当たり0.28円程度という結果でした。

次に、使用中の消費電力について。
こちらは(3)の値を用いて計算します。
324.9Wh÷1000×23.7円/kWh=7.7円
ということで、1日当たり7.7円という結果でした。

1時間当たりの電気代や年間の電気代は？

消費電力の調査結果を基に、様々なパターンで電気代を試算しました。
我が家の場合、これくらいの電気代の見通しです。

まとめ

普段何気なく使っているテレビ。
今回、そんなテレビの電気代を調べた結果、
・電気代の総額は、年間3,000円程度（待機中の電気代含）
・待機中の電気代は、年間100円程度
であることが分かりました。

高額なテレビを購入して殆ど不使用じゃ勿体ないので、
必要なシーンではしっかり活用していけば良いと思います。

一方、
・見もしないのにただ点灯させているケース
・見ながら寝落ちしてしまうケース
などでは、電気代も勿体ないですし、エコじゃありません。

適切にON/OFFしながら活用していくのが良いと感じました。