レビュー

SAILORの万年筆インクSTORIAを1本使い切ってみての感想

こんにちは、tauです。

表題の通り、セイラー(SAILOR)の万年筆インクSTORIAについてです。
1年以上かかったと思いますが、ボトル1本を概ね使い終わりました!

今どき、最後までちゃんとモノを使い切るなんて偉いですよね!
でも、偉いのは僕じゃありません!偉いのはインクです。

今回は感謝の気持ちを込めて、感想をまとめておきたいと思います。

使用環境

万年筆:プラチナ万年筆 #3776 センチュリー
ペン先:UEF(超極細)

万年筆の初心者の方にもおすすめできる、お手頃な万年筆#3776を使っています。
お手頃とはいっても、1万円程度したと思います。ペン先は14金。
スリップシール機構を採用していて、ペン先の乾燥に強いのが特徴です。

万年筆というと太いペン先で、ぬらぬら書くのが主流かもしれません。
あるいはそういうイメージをお持ちの方が多いと思います。
ですが、僕の場合には個性的な超極細のペン先を選んで使っています
このペン先ですと、5mm方眼の中に字を書けるくらい、細い線を描けます。

STORIAって何?


STORIAはセーラー性の万年筆用インクですが、特筆すべき点は2つ。

一つ目は、顔料インクであり、耐水性が強いと言うこと。
顔料インクで書いた字は、紙が水に浸かっても殆ど滲みません。
夏場に水性インクのペンを使っていると、汗で滲んだりするんですよね。
そういったことがあり、顔料インクをこだわって選んでいます。

二つ目は、色が鮮やかであるということ。
以前の顔料インクは、限られて色しか販売されていませんでした。
黒・青・赤とかその辺りの色が主流でした。
ですがこのSTORIAはオーソドックスな色だけではありません。
全8色(レッド、ピンク、ブルー、パープル、グリーン、イエローグリーン、イエロー、ライトブラウン)ですが、どれも非常に色鮮やかです。

 

今回使い切ったボトルは、YELLOW GREEN という色で、鮮やかな黄緑色でした。
手帳の中が鮮やかな色で染まり、仕事へのモチベーションがアップします。
黒い文字は力強いのですが、(個人的に)情報が目に入って来難いと感じます。
その点、この鮮やかなYELLOW GREENは目に飛び込んできます。

感想

さすがに使用ペン先がUEF(超極細)と言うこともあり、長時間使用しないとカリカリ感が出てきます。
ですが、ちゃんと毎日使ったり、ペン先のメンテナンスをしていれば、スルスルとペン先を走らせられます

何より、その鮮やかな色味は、日頃の何気ない手書き作業を気持ちの良いものにガラリと変えてくれました。
次はどの色にしようか……と悩んでしまうほどに、とても使い心地の良いインクでした。