レビュー

アニメ「電脳コイル」の感想

こんにちは。Tauです。

昨年の11月頃から今年の正月連休にかけまして、PrimeVideoで「電脳コイル」というアニメ作品を鑑賞しました。見始めは軽い気持ちでしたが見事にハマリまして、全26話を完走!!

2018年1月5日現在、AmazonのPrime会員であれば無料で見れますし、これはお勧めだと思ったので感じたことや思ったことを綴っておきます。

放送時期など

放送期間:2007年5月21日~12月1日

放送局:NHK教育

放送時間:毎週土曜日18:30~

話数:全26話

Amazon Primeレビュー:92件で4.8(2019年1月4日時点

受賞歴:2007年文化庁メディア芸術祭アニメーション部門優秀賞、第29回日本SF大賞受賞、他

ということだそうです。元々、アニメにはあまり興味が無くて、このアニメの存在自体全く知りませんでした。Amazon Primeレビューでの高評価や様々な受賞歴を見る限り、傑作であることは間違いなさそうです。

あらすじ

"電脳メガネ"は街のどこからでもネットに接続でき、自分の現実の視界にジェスチャー操作可能な様々な情報を表示する夢のデバイス。「電話」や「インターネット」だけでなく、「電脳ペット」を飼うなど色々な形で活用されます。

時は2026年。その"電脳メガネ"と呼ばれるウェアラブルコンピューターが全世界に普及して既に11年が経ち、子供たちの間で"電脳メガネ"が大流行中。舞台となるのは由緒ある神舎仏閣が立ち並ぶ古都でありながら、最新電脳インフラを擁する架空の地方都市である「大黒市」となります。

本作の主人公はヤサコこと小此木優子(おこのぎゆうこ)。電脳ペット「デンスケ」を飼う小学6年生の女の子です。父の転勤により、夏休み直前に金沢市から大黒市へと引っ越してきた所から物語は始まります。

新しい学校にて個性豊かなクラスメート達や、同じ時期に転校してきた謎の多い少女イサコこと天沢勇子(あまさわゆうこ)と出会い、電脳空間で次々と巻き起こる不思議な出来事を体験していきます。

感想

ということで感想ですが、文句なしに最高でした。

設定も絵柄もとても良くて、あっという間にその世界観に引き込まれていきました。最近はあまりプライベートな時間を確保できていませんが、そんな中でも3ヶ月かけて全26話完走してしまいましたから。

電脳空間は小学生時代のごっこ遊びに通じる

電脳空間という設定が羨ましかったです。

違法なソフトを使うという設定になっていたとは思いますが、手からビームを出したり、ミサイルを発射したりして友達のメガネを攻撃できます。逆に身を守る手段もあって、壁を出現させてミサイルを防いだり、風景をカモフラージュさせることで身を隠したりできます。

小学生時代に遊んだ「警泥(ケイドロ)」だったり、「ビービー弾当て遊び」に通じるものがあると感じました。そんなツールが合ったら僕も欲しかった。子供時代に楽しんでみたかった。絶対楽しいですよね!

それから、大人になった今では、パソコンとしての活用を想像するとワクワクします。現在のパソコンの情報量はディスプレイの枚数や解像度に依存しますよね。電脳メガネを着用すると、目前にディスプレイをいくつも表示できますから、今と比べれば制限はないに等しいと思います。そしてそのディスプレイをみんなでシェアできるので、プロジェクタも不要です。

違法電脳隊駆除ソフトとのバトルも鬼ごっこのよう

違法なソフトを使い遊んでいる子供たちは、違法電脳体駆除ソフトである「キュウちゃん」や「サッチー」から狙われています。

「キュウちゃん」や「サッチー」から攻撃されると、メガネが故障し、お年玉〇〇年分のお小遣いがパァになります。お年玉〇〇年分なんて言葉、確かに小学生時代に使っていました。

それが嫌なので、「キュウちゃん」や「サッチー」から逃げ回るのですが、神社に逃げ込めるとセーフ。彼らは神社には入ってこれないので、身の安全が保障されるわけです。この設定にも「鬼ごっこ」のようなイメージです。

神社が沢山登場し、どこか懐かしい景色

現代の技術では、作中に登場するような軽量コンパクトな電脳メガネを実現することは、おそらくできません。

なので、舞台は随分未来のはずだと思うのですが、上述の通り、由緒ある神舎仏閣が立ち並ぶ古都が舞台なんです。

したがって、作中で描かれる風景は、どこか懐かしい景色に感じます。また、使われている色合いも・・・何でしょう、原色のような派手な色合いではなく、少し落ち着いた色合いで、とてもマッチしています。

総括すると

素人なりに色々書いてみましたが、総括すると今まで見た映画やアニメ作品を振り返ってもベストに近い傑作でした。